鯖石魚形石祉
私の実家、旧南鯖石村大字石曾根字行兼824番地の庭に、この辺りの地名『鯖石』の起こりと語り伝えられる「鯖石魚形石祉」がある。石塚家の5代目孫太夫智信という人が霊山「湯殿山」から1尺8寸の鯖の形をした水石を持ち帰り、人が見るに珍しいものなので庭に方6尺の石垣を回し「鯖石殿」と称して祭ったらしい。刈羽郡旧跡史に「鯖石の庄」のいわれに、そんなことが書いてあった。
また、明治の初め頃、そこに学校を建てようとして他の所に移したけど、一晩で元の位置に戻っていた、という話が伝わっていた。石垣の中に埋まっていて、直接見た者は目が潰れる、との伝説も、あったらしい。
昭和30年代の後半、兄と掘ってみたが何も出なかった。そっと埋め戻し、知らなかったことにしてある。まぁ、水石で鯖か鯉か解るはずもないと思うのだが・・・ボラだったら納得するかけど・・・。
鯖石郷の石曾根の石塚。脳味噌の細胞まで石で出来ているようなカタブツの揃った一族・・・地名や苗字から見るとそうなのだが、先祖代々大ボラ吹きだつたのかな?
新潟県経営品質賞のフィードバックセミナーがあり、課長以上役員が参加できた。心豊かな3時間だった。
きっと言い会社になる・・・そんな気がしてきた。
新潟県経営品質賞 奨励賞受賞
21日、新潟グランドホテルで新潟県経営品質賞の授与式があった。何やら面映いが、来年は知事賞に向かって頑張りたいと思う。(http://www.sofu.co.jp)
明日はバックアップセミナー。自分の足元を見ながらの経営改革が必要になる。BCPとか持続可能な経営とかいろいろなことが叫ばれているが、多くは自分の言葉で語っていないから現実の改革にはならない。教科書どおりの、手段の目的化が始まるのは、現実認識が希薄で哲学がないからではないか、と思う。
薄っぺらな「用語」を並べ立てて、人の理論を尤もらしく説かれると話を聞くより先に反発が生じてしまう。自分の一番の欠点なのだが・・・ 人は自分が正しいと思わなければ生きていけないが、自己賞賛を繰り返す人の言葉にはウンザリする。人の心に電流を流すのは、自分の言葉以外にはないし、自分の言葉で生きなければ本当の自分の人生を生きていることにはならない。まだ青臭さが抜け切れていないのだが・・・。
こんなことを書き始めたのは、今朝の新聞に浅田次郎の「大人の実力」という本の広告を見つけたからだ。「みずから物を考え、悩み。行動する真の大人の言葉」、「断言しても良い。書物さえあれば、それだけでいっぱしの大人になれる」、「世の中が豊かになればなるほど、人間はバカになる」・・・本の広告とすれば多弁過ぎる嫌いはあるが、読んでみたい本のトップになった。
舞い降りた妖精
土曜日になると娘夫婦が遊星人を連れてくる。孫と呼ぶのは、ショット・バーで一緒に酒を飲めるようになってからにしよう。今はまだ、舞い降りた妖精のように、俺には理解不能な奇声を発して互いの親密の度を探っている。子供の時と違って、どう接していいのかよく分からない、のが本当のところ。俺のほうが照れてるのかな?
孫は別の生き物だ。兎に角可愛くてしょうがない、なんて話をよく聞く。そうなのだろう。
体調が思わしくない。血圧が100-60だつたり、140-90だったりする。急に立眩みがしたり、皮膚が急に冷たくなったり、肌寒くなったりする。暫らくこんなもんだろう。こんな大波小波を越えながら元に戻っていくのだろうと思っている。
来週は新潟県経営品質賞の受賞パーティやその他諸々で酒の席が数珠繋ぎだ。人が自分から勇気を貰おうと思っているのに、こっちがへこんでいたのでは絵にならない。
もう少し頑張ろう。
岩室成人病検診センター
静かに「時」が流れている。
久し振りにランちゃんの散歩に付き合い、何時ものコースの小学校の裏の崖に「わらび」を見つけた。一握りだけ頂いて、後は次の人の楽しみに残しておく。それが此処に住む人の掟。春の山は「酒の肴の宝庫」。
春は駆け足で過ぎて行き、もの音の消えた夜は深い霧の中に沈んでいる。家の裏の田圃からカジカガエル?の合唱が聞こえてくる。何と素晴らしい土地だろう!
昨日は多少の懸念を抱え、岩室の検診センターで検査を受けてきた。今更なんの病気が見つかっても手術する気もないが、知らないで無駄な時間を過したくもない。人はいずれ去り行くもの。散り際はジタバタしたくない、と思っている。
センターの隣に小さな神社があり、その桜が見事に散っていた。風もなく、落ちた花びらが一面に敷き詰められたようで、異空間を作っている。いい風景だ。
さまざまな事おもひ出す桜かな 芭蕉
検査結果は良好で、ただ肝機能だけが弱っているらしい。らしい、ってのは自覚しているが、改めて、したり顔で、「酒を止める様に」って言われたって、そりゃそうはいかねえ。最近は正気でもそうなんだが、俺から酒と呑んだ時の大法螺を取っちまったら何にも残らねぇ、んだ。
うん、まだ自覚しているうちは大丈夫 !