小さな宇宙人と慈母観音

2015.06.16 風の戯言


 妻にとってみると、自分の子供の子供、孫は特別な存在らしい。

 2人の子供が小さかった時、熱があるのに仕事に向かわなければならなかった心の痛みは、時折マグマのように吹き上げてくるのかも知れない。

 自分の母親の葬儀にも休むことが出来なかったことも、辛い思い出となっているようだ。

 だから、孫を自分の腕で抱き留めてやれることが何よりの幸福なのだろう。

 男には解らない世界がある。

 娘の2人の子供に纏わり付かれると、俺には向けたことの無い笑顔がそこにある。

小さな宇宙人 楓 君

2015.06.12 風の戯言


 6月1日(月) 夜10時過ぎ「生まれたよ」の電話を受け、翌2日生誕の地 鹿島まで行ってきた。

 日本を水平に横切ったような太平洋岸まで、新幹線と高速バスを乗り継いで、小さな顔を見て安心しトンボ返り。

 仕事の合間を縫って、この日しか無かったような幸せな旅だった。

 子供は順調に育ち、写真は生後10日ほどのものとか。

 これで、孫達は3人。
 俺にも、こんな日を迎えることが出来たのだなと不思議に感じている。

バラにバラの花が咲き・・・

2015.06.07 風の戯言


 今年もバラが目を楽しませてくれている。
 手入れが行き届かないのに、几帳面に花をつけている。

 庭に少し手を加えたら、黒姫山が見えるようになった。
 電柱と学校が邪魔になるが、何時か壊してやる。

 八石の山は緑に覆われ、遠くの山にはまだ雪も残る。
 緑の葉は太陽を浴びて、輝いている。

 雪多く、住みやすい土地では無いが、次第に好きになってきた。
 藍沢南城の詩を眺めていると、師の温かい心が伝わってくる。

 命あるものの不思議さ、と
 時の流れの中で生きる人間の哀しさ・・・。

 夕日が部屋に差し込んできている。
 山口百恵の歌を思い出している。

喜多郎 空海

2015.05.31 風の戯言


 喜多郎の「空海」に浸っている。

 空海の風景を読んでいるはずなのに記憶が無い。

 ただ、このCDを聴いていると「空海の世界」に浸っているような気持ちになってくる。

 人間の哀しさ、というのか、喜多郎の曲がそれを柔らかく包んでくれる。
 暮れてゆく西の空を見ながら、諸行無常に沈み込むのもいい。

 最近になって、戦国の武将達が堂に籠もったのが解りかけている。
 
 それと、鐘の音は実にいい。

家族写真

2015.05.25 風の戯言


 73歳の誕生日を無事に乗り切り、翌日は姉の納骨。
 3人の甥から貰ったのが、この写真。

 正直言えば、母の顔をマジマジと見たのは初めて。
 予想より美人なので、「エッ !」という感じ。

 因みに、母の膝に抱かれているのが不肖私メで御座候、らしい。
 多分、まだ1歳前後かと思うので昭和18,9年の写真かな。

 祖父母、父母、そして7人の兄弟姉妹。
 大東亜戦争の雲行きが怪しくなる・・・そんな時代なのかな ?

 嬉しい写真だ。