人生は死ぬまでの暇つぶし

2011.02.12 風の戯言


 若い頃、何とか佳代子とかいう歌手が「人生って、なんか、死ぬまでの暇つぶし、って感じだよね」といっていた事はが忘れられない。
 NHKの「若者の無縁社会」を見ていてイライラしている。判っちゃいない、って言うか、自分で哲学してない標準語しか使わないで、この問題は全容が見えてこない。
 教科書に出てくる言葉をそのまま4文字熟語にして議論しょうったって、そんなに世の中「紙っペラ」じゃない。本格的な血を流しながら、生き死にを掛けた闘争がなければ、単純に理解し合えるものじゃないと思っている。

 写真は南条と下加納の境、鯖石川の近くからの八石山の雪景色。古代は信仰の山で釈迦の涅槃図に見えるという聖地で多くの仏教寺院があったらしい。「善根」なんて地名は、本来ならありえないのだろう。

タイトル無し

2011.02.11 風の戯言


 1月末の決算予測の概要が固まり始めた連休は、身体も神経も脳も休みを求めて悲鳴を上げている。意識的に自堕落を決め込むと内なる貧乏神があれもこれもとあげつらい、死んだ方が増しなほどの落ち込みが来る。
 夜になって、行きつけのスナックが真相なった店に移り、名前も昔の「美季」戻した店に行ってみた。ママは同い年、40年来の付き合いになる。手を握った事もキスした事もないけれど、不思議な縁に結ばれた、というより居心地のいい店を展開してきた関係で、半世紀に近い客になっている。
 
 雪は予想を外れて少なく、夢にまで見た伊豆も雪がちらついたようで、結局インフルエンザで中止になった旅は、それはそれでよかったって事か?

 まぁ、ゆっくり寝れ、って事なんか!

一刀斎夢録

2011.02.08 風の戯言


 体が重いと思ったら、35.1度の平熱が37.2度まで上がっていた。女房のインフルエンザが乗移ったかなと思ったが、早めに帰ってベットに潜り込んだら6.8度まで下がった。
 齢の所為か、深酒の所為か、どうでもいいが気力が失せているのは情けない。

 日曜日に買い求めた浅田次郎の「一刀斎夢録」を麻薬酒のように飲んでいる。いつもながら、この作家の言葉の豊かさに酔いしれてしまうのだ。最近、自分の言葉が少なくなり、人への説明も自分で苛立ってしまう。酒が続くせいで言葉がアルコールに溶けて頭から蒸発している。

 雪のない土地をのんびりと歩きたい。

冬の星座

2011.02.07 風の戯言


 今日は柏崎商工会議所一般工業部会の全体会議といいながら新年会みたいなもの。西本町の乃佐和に集まって会議の後は懇親会。昔のように「ドンチャン騒ぎ」になる事はなくなったが、歴史ある和室で酒を飲みだすと芸者が欲しくなる。もう遥か昔の話になるけれど・・・。

 東電関係の人たちも多く、基本的には気のあった人たちの集まりなので気を使わないでいい酒が呑める。
 したたかに呑んで、タクシーで家に着いたら、1.5メートルの雪の壁が残ったままだった。
 空を見上げれば満天の星。晴れた冬の空は何もかも忘れてしまうほどに透き通って見えるほど美しい。

ブルーベリー・ヒル

2011.02.06 風の戯言


 立春を過ぎて、春間近かを告げる好天が続いている。

 そんでまた、1月末の決算予測が立ち安心した所為か、夕方中村信之さんのお通夜に出てきた以外は、今日は終日CDに溺れていた。聴き慣れたCDなのにファッツ・ドミノの「ブルーベリー・ヒル」が迫ってき、繰り返し聴いている。半世紀以上も過ぎたこの曲が、何故今頃自分の心を占めてしまうのか解らないけれど、何十回聴いても新鮮な感動は変らない。インターネットを見ていたらガン患者の子供達を支援するチャリティでプーチンが歌っているビデオがあり、何か納得した気になった。
 ロボの「片思いと僕」も捨てがたい。
 パティ・ページの「テネシー・ワルツ」も失恋の歌だか、失恋は永遠の青春なんかも知らん。

 本気で、旅に出たくなった。