堀澤祖門老師

2025年05月19日 風の戯言

堀澤祖門老師

昨日は同じテーブルに着かせて戴いたので、要らんことを聴いてしまった。
「12年籠山行」ってのは何するんですか?

12年も山に籠ってギリギリの所で生きていると、何かが解ってくるんだ。
老師は、そう言って静かに笑った。

そっか、頭の中で解っていてもこの体が納得しなくちゃ「本物」じゃないってこと。

AIは何らかの答えは出して呉れるが、それは「他人の答え」でしかない。
その真贋を見分けるのは自分の生きてきた、自分で生きる「人生」でしかない、と。

「自分とは何か?」
「人間とはいったい何なのか?」

それが判らなければ、自分が話してる言葉は「本当の言葉ではない」と、そこには真の「自分」はないのだと。

師は小千谷の生れ、京都大学を中退して比叡山に入る。
前三千院門跡門主 95歳。

閑話休題

お昼まで家でウロウロしてたが結論出ないので、地獄ラーメン食いに走った。
上輪大橋が通行止めなら裏道があるさ。それが娑婆ってもんだよ。
ついでに、俺が現場検査してきた。もうすぐ復旧する。大丈夫だよ。

小千谷 出版記念会

2025年05月18日 風の戯言

「目崎徳衛先生 その青春の事績」出版記念会に誘われて行って来た。
場所は新しい図書館のすぐ前、「ホテル片山」、総勢60人くらい。
入っていきなりメーンテーブルに案内され、ドギマギした。

著者の高橋正明先生から新刊の本を戴き、堀澤祖門師から金沢諸江屋の落雁を戴いた。

俺にしては出来過ぎた会だった。
さてまた勉強せんばならんぞ!

写真は鯖石橋の近くから。
苗場山には、まだ白く雪が残り、黒姫は翠が山頂に迄攻め上っていた。

梅雨?

2025年05月17日 風の戯言

九州では、早くも梅雨に入ったらしい。
ちと早すぎるんじゃないかい?

本格的な夏も近いのかも知れない。

夜、外に出ると裏の田圃から賑やかなカエルの恋の叫び声が聞こえる。
夕方から雨も上がり、滲んだような星の光も見える。
風もなく、物音はほとんど聞こえず、静かな我が家。

アメリカ政府をムーデイズが格落ちさせようが、鯖石では平和な毎日。
ウクライナもガザも、欲の塊が平気で人殺しをしてるけど・・・罰当たり奴!

鯖石のような、こんな平和な日々を、早くあの人達にも返してやって欲しい。

戦争経済はGDPを引き上げるのかも知れないが、人間の幸福を主題とした「超GDP]を破壊している。
たった一度の人生を、滅茶苦茶にする権利は誰にもない、ハズだ。

ホセ・ムヒカ

2025年05月16日 風の戯言

「世界一貧しい大統領」ホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領が亡くなられていた。

「貧しい人とは僅かしかものを持たない人でなく、
   いくらあっても満足しない人」 だと言う。

今日の毎日新聞の「余禄」に
 「知性と哲学を持ち、理想を掲げた政治家」と。

「我々は幸せになるためにこの惑星に生まれた」とぺぺは叫ぶ。

若い時はやんちゃだったらしい。
拳銃を脇にさし、13年投獄され、脱獄もしたことがあるらしい。
ただの清貧の人では無いかも知れないけれど、だから本物なのだろう。

以前からのフアンの一人だけれどこんな政治家、イヤ、一人の人間を忘れたくない。
駆け抜けて、89歳。
やすらぎを!

もいしゃれ

2025年05月15日 風の戯言

もいしゃれ。
焚火の燃えカスのこと。要は「もう用の無いもの、役に立たないもの」
「カラスがなぁ な(お前)ことなぁ もいしゃれだと言うたーぞ ♪

子供の頃の悪ガキ共が、末っ子の俺に対する最大の侮辱のハヤシ言葉だった。
泣いて帰れば兄たちに怒られ、仕返ししなければ「もいしゃれ」になってしまう。
「てめえら見ていろ!」俺は兄の鉄砲に手を懸けた。「おい、それだけは止めろ!」

でも兄は、俺が中学2年生の時、晩酌を教え、本物の猟銃を買ってくれた。

昨日、久し振りに調子出して酒飲んでしまった。
たったお銚子2本で、今日はこの体たらく。
まったく「もいしゃれ」のような一日になってしまった。

新聞読むでもなく、テレビ見るでなく、節子の墓の前でボーとしている。
邪険にされてもいい、早くそっちに行きたいよ。

明日になれば、また天下国家を口汚く罵る俺に戻れるのだろうか?