「ある小さなスズメの記録」Ver.2
念願の沖縄は、梅雨宣言で「また来てください、ってこと」といっていたタクシー運転手と大笑いになった。味な奴が居る。
自宅に戻ってみれば、柏崎は快晴で春の香り満杯。桜咲き、山に緑が戻ってきたのに天気予報は「融雪、雪崩に注意」。NHKに越後に暮す人間の「ココロ」が解るのかネェー?
「ある小さなススメの報告」を読み直している。舞台はイギリスなのにバックに流しているフランスの曲が何故か良く似合う。
人生の深みに置いて日本人の理解はまだ浅過ぎるのではないか・・・沖縄のタクシーの運転手が呟いていた。沖縄も東北も自殺が多すぎる、って。自分でも、何故人間は生き続けなくてはならないのか良く理解できていないが、ただ面子や誇りを失いながら行き続けるのはどうかと思う。恥だと思うなら自決が一番正しいのだろう。ただ、どんな状態であれ、死者には最大限の敬意を払うべきだ。
「ある小さなススメの報告」を読み直していて、作者とスズメの神の交流のような記録が、また一段と深いものとして理解できるようになったように思える。
70近い青年の進歩なのか、世迷言なのか・・・。
夜更けのウィスキーと音楽の世界は人間を越えている。
茨城南部の地震
9時12分に震度4の地震があった。
柏崎でも揺れたのだから現地はどうか ? 最近多いからこの程度は慣れているかな、と思いながら20年ぶりに四街道に住む友人宅に電話を入れた。
残念ながら彼はまだ元気そうだった。酒呑んでもう寝てしまってはいたけれど。稀に見る逸材だか、酒の量は減らないらしい。ホッとした。
いろいろ考えなければならん事が多くて、腐っている。
静かな環境が必要らしい。1週間の沖縄逃避旅行してくる。携帯もノートPCもなくメモ用紙だけの旅は良いもんだ。 昔、片道だけの切符であちこち出かけた。不思議と帰れた “不思議” な時代だった。死ぬ心算で出かけても、同じ仲間と出会い、山小屋で語り明かすうちにお互いに生きる勇気が湧いてきたりして・・・恥かしいような若い頃の物語。
前述の仲間とは、彼の作った模型の船に大量の火薬を装填し、スキー発祥の地、金谷山の裏の池にその火薬船を浮かべ、電気仕掛けで爆沈させようとの魂胆。耳を塞ぎ、スイッチを入れたが爆発しない。怪訝そうに顔を上げた土手の下から大勢の山登りの連中が賑やかに上ってきた。
あの時、計画通り船が爆発していたら・・・多分少年院・・・かな。変な仲間が多かった。
原発震災はどうなるのか・・・明日は別件で原発事務所を訪問予定。もう所長と花火尺玉20発2段打上げの話で盛り上がる事は出来そうもない。
ここは原発から14KM位。非難対象の範囲内。20KMだと長岡駅が入る。
正確な地図が必要だ。安全を守る。生活を守る。誰が?
遅い春
庭の雪も消えて、遅い春が来た。
相変わらず風は冷たいけれど、鯖石幼稚園の辛夷も満開、コミュニティの桜は鳥にやられたのか本物ではない。満開はもう2,3日遅れるのかな。
気分転換を目論み、部屋の模様替えをしていたら書棚から広瀬隆の-大地震に怯える日本列島-「原子炉時限爆弾」という物騒な本が出てきた。奥付を見たら2010年8月26日第1刷とある。買ったまま、開いてもいなかったらしい。広瀬隆は、書名に吊られて買っておくけど、どの本もあまり読まない。
しかし、さすがに気になって読み始めてみた。衝撃 !
もっと多くの人たち、特に報道関係の人たちに読んで貰ってもいい本かもしれない。版元はダイヤモンド社。
新潟県経営品質賞の評価報告を受けた。
頭の中で、不揃いだった理想的な姿が明確な言葉として形になりかけているようだ。自分も社員にも「解り易い言葉」にならなければ「力」にはならない。
今日は市議会議員選挙。もう開票は始っている。