石川峠のカタクリの花

2012年04月23日 風の戯言


 鯖石川の堤防から見える石川峠の桜が俺を呼んでいる。

 この峠道は田中角栄が郵政大臣の頃、地元の人達の熱意で開かれた道だ。小国八王子と中鯖石を結ぶ峠には開道の碑があり、当時の熱い想いが伝わってくる。八石山には蒋介石の財宝伝説もある。敗戦後中国から日本人の帰国を指揮した「覆面の司令官」の生まれ故郷との関連という。財宝探しに飛び回っていた「大阪人」は何組か居た。彼らは熱っぽく児玉誉士夫の話をしていた。

 石川の部落外れに車を置き、峠の桜を目指して雪の残る坂道を歩いていると、道の両脇に雪割草やカタクリが咲き乱れていた。
 登りの途中で息が乱れてダウン。余計なことか!

 遅い春が歓声を上げている。

春の笑顔

2012年04月22日 風の戯言


 赤坂山の桜が満開を迎え、公園が賑わっていた。只、風が強いために「宴会」は少なかったけれど・・・。中鯖石コミュニティの桜は連休の頃に満開か。今年は綺麗な花が見れそうだ。
 
 この春から保育所に通い出した千里が久し振りに遊びに来てくれた。昨日まで39度の熱を出していたのだそうだが・・・今日は元気な顔が見れた。

 少しづつ、体調も回復し始めているようだ。石のような肩が人間並みに柔らかくなれば、また遊べるようになるのだろう。血圧降下剤と共に、筋肉軟化剤?が効き始めているようだ。俺の身体に薬が効くなんて、あまり聞いたことがない。

春の小川

2012年04月21日 風の戯言


 夜の庭に出てみると、暖かさを増してきた風が嬉しい。
 空は薄い雲に覆われ、僅かなな星影しか見えない。
 ただ、こんな風に感動するのは何故だろう?

 昼間は庭の落ち葉を掃き、サザンカの木に巣くった鳥と話していた。「おまえは誰だ?」本当は鳥の名前が分からない。羽音は鳩のようだが、鳩がこんなところに巣を作るのか?
 枯れ芝にチェアを引き出し、痴呆症と自閉症と認知症を併発した自分の姿を楽しんでいる。風と山と雲が美しい。

 ぼんやりと「坂の上の雲」のCDを聴いている。
 「Stand Alone」サラ・ブライトマンのこの世の声とは思えないメロディが流れる。この曲に出会えただけで、自分の生きてきた価値があったと思えるほどの感動に沈み込む。
 こんな曲を作ることの出来る久石譲とはどんな人なんだろう。

 写真は近くの「春の小川」

早春の妖精

2012年04月17日 風の戯言


 東北大震災から1年以上が過ぎ、日常の生活に落ち着きは戻り掛けているけれど、人の心の奥深くに今までのどちらかと言えば脳天気な人生観から本来の死生観が戻り始めている。人生は有限である、という当然の思考が、会話の中に自然にでてくるようになった。
 未来に対する不安は誰しも持っているが、何時絶たれるかも知れない生の、今日一日を精一杯に生きようとしている。

 写真は友人が送ってきてくれた春の妖精。雪消えの落ち葉の陰に静かに咲いている。いいものだね。

断酒 6日目!

2012年04月16日 風の戯言


 屋根の修復が終わり、庭木の雪囲いも取れ、明日には庭の雪も溶けてなくなるはず。いゃーー、嬉しいね。
 嬉しくて、嬉しくて、何度も外に出て夕焼け空を見たり、星空を眺めたり、庭石にロウソクを立てたり、出来れば大音響でレデー・ガガでも流したい心境だね。
 雪の下からモグラ共のテロ作戦が見えてきたので、地下の電気振動攻撃を食らわしている。
 やつらアルカイダのようなのりだ。