冬の星座

2011年02月07日 風の戯言


 今日は柏崎商工会議所一般工業部会の全体会議といいながら新年会みたいなもの。西本町の乃佐和に集まって会議の後は懇親会。昔のように「ドンチャン騒ぎ」になる事はなくなったが、歴史ある和室で酒を飲みだすと芸者が欲しくなる。もう遥か昔の話になるけれど・・・。

 東電関係の人たちも多く、基本的には気のあった人たちの集まりなので気を使わないでいい酒が呑める。
 したたかに呑んで、タクシーで家に着いたら、1.5メートルの雪の壁が残ったままだった。
 空を見上げれば満天の星。晴れた冬の空は何もかも忘れてしまうほどに透き通って見えるほど美しい。

ブルーベリー・ヒル

2011年02月06日 風の戯言


 立春を過ぎて、春間近かを告げる好天が続いている。

 そんでまた、1月末の決算予測が立ち安心した所為か、夕方中村信之さんのお通夜に出てきた以外は、今日は終日CDに溺れていた。聴き慣れたCDなのにファッツ・ドミノの「ブルーベリー・ヒル」が迫ってき、繰り返し聴いている。半世紀以上も過ぎたこの曲が、何故今頃自分の心を占めてしまうのか解らないけれど、何十回聴いても新鮮な感動は変らない。インターネットを見ていたらガン患者の子供達を支援するチャリティでプーチンが歌っているビデオがあり、何か納得した気になった。
 ロボの「片思いと僕」も捨てがたい。
 パティ・ページの「テネシー・ワルツ」も失恋の歌だか、失恋は永遠の青春なんかも知らん。

 本気で、旅に出たくなった。

身の丈の雪

2011年01月29日 風の戯言


 最近にない大雪にみまわれている。
 自宅は身の丈の雪、高柳は3メートル、小千谷は3.5メートルを越えているという。明日の予報は大雪。だけどもうすぐ立春。春はもうそこに来ている。

 1月末は創風システムの23期の〆。
 粗利益目標には届かなかったが、昨年並みの営業利益は確保できそうだ。皆の頑張りに感謝したい。
 企業の目的は、継続することだろうと思っている。継続的成長はステークホルダーの真の利益であり、23年度経営計画では100年企業を目指し顧客信頼度第一主義を掲げている。言葉にすると理屈っぽいが、未来を開拓していくのは「情熱」、要は生きるエネルギーなんだろうと思う。
 理屈は人を説得する、大勢の人たちの力を結集するエネルギーにはなりえない。リーダーの損得を越えた未来に向かう熱意が、横たわる障壁を乗り越えていくエネルギーになる。信ずる者はいなくても、自分の中で燃やし続けなければ、無意味に近い存在であっても何の価値もない時間になってしまう。
 
 雪の世界で、春を待っている。

雪間の里

2011年01月25日 風の戯言


 新潟県経営品質賞の3日間に渡る現場審査が終わり、ホッとしたのか、昨夜の商工会議所新年会のアルコール濃度が過ぎたのか、いやまた欝に入ったのか、体調があまり良くない。まぁ、こんな時は適当に自分の身体に付き合っていくしかない。
 朝、出勤時間を少し遅らせ車を走らせていると、安田駅裏の鳥越の雪間の風景が綺麗で、今回は外に出てシャッターを切った。やはり小さなデジカメでは伝えきれない何かがある。

 高柳の雪は3メートルを越えたという。

 雪地獄祖先の地なれば住み続り   十日町の古句

 南無阿弥陀仏、だな。

静かな夜に・・・

2011年01月20日 風の戯言


 今日は新潟県経営品質賞現地審査の初日。土曜日まで3日間の予定で3人の審査員、2人の事務局を迎え朝9時から夜7時過ぎまで綿密な審査を受けている。
 小さな会社ながらも「100年企業を目指す」事を目的とした。この大変な時代に「狂気」とも言える挑戦だが、しかしこの「狂気」は何としてでも実現に漕ぎ付けなければならない。嬉しいのは、多くの社員が本気で立ち向かっていることだ。
 審査を受けながら、いろいろな事に気付かされている。
 全ては未来への蓄積になるだろうと思う。
 アセッサー8人と審査を受けているが、審査員の質問に対し自分で答えられない時に、突然に彼らに振るけれど、誰もが整然としかも熱っぽく答えることだ。嬉しい。

 今日は雪が一段落し、静かな夜が過ぎていく。
 マントヴァーニ・オーケストラによる「別れの曲」を繰り返し聴き、近づきつつある痴呆を予感しながら今の幸せを噛み締めている。何か、俺には勿体なさ過ぎる時間が過ぎていく。