ブルーベリー・ヒル
そんでまた、1月末の決算予測が立ち安心した所為か、夕方中村信之さんのお通夜に出てきた以外は、今日は終日CDに溺れていた。聴き慣れたCDなのにファッツ・ドミノの「ブルーベリー・ヒル」が迫ってき、繰り返し聴いている。半世紀以上も過ぎたこの曲が、何故今頃自分の心を占めてしまうのか解らないけれど、何十回聴いても新鮮な感動は変らない。インターネットを見ていたらガン患者の子供達を支援するチャリティでプーチンが歌っているビデオがあり、何か納得した気になった。
ロボの「片思いと僕」も捨てがたい。
パティ・ページの「テネシー・ワルツ」も失恋の歌だか、失恋は永遠の青春なんかも知らん。
本気で、旅に出たくなった。
身の丈の雪
最近にない大雪にみまわれている。
自宅は身の丈の雪、高柳は3メートル、小千谷は3.5メートルを越えているという。明日の予報は大雪。だけどもうすぐ立春。春はもうそこに来ている。
1月末は創風システムの23期の〆。
粗利益目標には届かなかったが、昨年並みの営業利益は確保できそうだ。皆の頑張りに感謝したい。
企業の目的は、継続することだろうと思っている。継続的成長はステークホルダーの真の利益であり、23年度経営計画では100年企業を目指し顧客信頼度第一主義を掲げている。言葉にすると理屈っぽいが、未来を開拓していくのは「情熱」、要は生きるエネルギーなんだろうと思う。
理屈は人を説得する、大勢の人たちの力を結集するエネルギーにはなりえない。リーダーの損得を越えた未来に向かう熱意が、横たわる障壁を乗り越えていくエネルギーになる。信ずる者はいなくても、自分の中で燃やし続けなければ、無意味に近い存在であっても何の価値もない時間になってしまう。
雪の世界で、春を待っている。
静かな夜に・・・
今日は新潟県経営品質賞現地審査の初日。土曜日まで3日間の予定で3人の審査員、2人の事務局を迎え朝9時から夜7時過ぎまで綿密な審査を受けている。
小さな会社ながらも「100年企業を目指す」事を目的とした。この大変な時代に「狂気」とも言える挑戦だが、しかしこの「狂気」は何としてでも実現に漕ぎ付けなければならない。嬉しいのは、多くの社員が本気で立ち向かっていることだ。
審査を受けながら、いろいろな事に気付かされている。
全ては未来への蓄積になるだろうと思う。
アセッサー8人と審査を受けているが、審査員の質問に対し自分で答えられない時に、突然に彼らに振るけれど、誰もが整然としかも熱っぽく答えることだ。嬉しい。
今日は雪が一段落し、静かな夜が過ぎていく。
マントヴァーニ・オーケストラによる「別れの曲」を繰り返し聴き、近づきつつある痴呆を予感しながら今の幸せを噛み締めている。何か、俺には勿体なさ過ぎる時間が過ぎていく。