日本新記録 堤防4日連続散歩

2010年07月07日 風の戯言


 八石の山に魅力的なガスが柔らかく山を覆い、なにか神秘的なものを感じる。

梅雨空の谷間で・・・

2010年07月05日 風の戯言


 街で、リタイヤ組らしい人たちの歩く姿が多くなった。「馬鹿じねぇか!・・・」と彼らを蔑んでいたのだが・・・最近は時間を見つけては鯖石川の堤防を歩いている。
 「俺も焼きが回ったのかな」と思いながらも、誰にも会わずに小一時間の散歩は結構楽しいのだ。

 車で走る時は「路傍の花」なのだろうが、堤防に咲く花を何と言うのだろう。花の咲く時期が植物にとって一番勢いのある季節なのだろうが、「のっている」季節の、今の時期の緑は正に「青春」なのだろう。

 鯖石川の堤防を歩きながら、この小さな谷間の村で生きる為に戦ってきた先人たちの事を考えている。理不尽だろうが、無意味だろうが、人は目の前の戦いに負けるわけには行かない、のだろう。
 自宅前の公園に「鯖石川治水の碑」がある。梅雨の時期、特に毎年7月14日に開催される田島集落の普広寺「毘沙門」祭礼の前夜は必ず大水が出る、といわれるほどだった。

 暴れ川、鯖石川を鎮めたのは、全財産を捨てでもそれに取り組んだ鯖石の素封家達だった。

 静かに、今日も鯖石川は流れている。

梅雨の谷間で

2010年07月04日 風の戯言


 梅雨空の所為では無いが、頭の中が湿気ている。
 元来、言葉が豊富な人間じゃ無いけれど、使用可能な言葉がメッタメタに放散している。どうすりゃいいのだ ?

 ナンテのは兎も角、今の時期、車を走らせるとあちこちで綺麗に咲いているに目が移る。
 じょんのび村の帰り、鯖石街道の川東線を走っていたら、森近の集落はずれに菖蒲というのか名も知らぬ花達が咲き乱れていた。
 こんな写真を撮っていると、自分が真っ当な人間に思えて何とも嬉しくなる。人間が花を大切にするのはこんなことからなのか、なぁ ? ・・・。

 新潟県経営品質賞の申請書を書き始めている。新潟産業大学の講義を聞きながら、かなり判っているつもりでも、いざ書き始めると身の置き場なくなるほど情けない文章のなる。
 中長期の経営計画も兼ねているので理想と現実のギャップを、項目を整理してスケジューリングする事が肝要なのだが、現代の変貌はこちらの変革を待っていてくれるほどヤワじゃない。気は急くし、頭はアル中、身体はデクノボウ・・・なんとかせにゃ・・・。

 久し振りに松井孝典の「一万年目の人間圏」を読み直している。先日何処かのテレビに出ていたので気になっただけなのだが、やはり本物の知性ってのは全然違う。
 書き掛けの申請書を何処かにホン投げ、読んでいるうちに興奮して眠ってしまう。マッサージに行かないと体中に激痛が走り気分が滅入って死んだ方がマシ ! なんて考えたりして休日は楽じゃないが、刺激的な本は良いものだ。

梅雨空

2010年06月29日 風の戯言


 俄かサッカーファンとしても落ち着けない。
 今夜はパラグアイ戦、少し押され気味な感じ。ファンの方も心理戦で、テレビ中継のコメントは皆「いい子」。全ては「時間」が解決するのだが、落ち着かない。今、ハーフタイム。

 今日は新潟経営品質協議会によるリコー近藤社長の講演会。柏崎出身、新潟大学工学部出身の社長の話は面白かった。環境問題に組織を挙げて取り組む経営スタイルは絶賛もの。冷徹に現在の経済状況、転換期に来た環境問題を分析しながら今後の経営テーマを追っている。

 新潟からの帰りは皆で私の車に相乗りしてワイワイガヤガヤ。楽しい帰路ではあった。

静かな夜に

2010年06月26日 風の戯言


 寝静まった静寂の中で、ギター・デュオの古いCDを聴いている。

 慌しい仕事の時間。
 生産性本部の講師を招いての産大寄附講座。
 講師を囲んでの、今と昔の話が交錯する懇親会。
 仲間だけのフィリッピン・パブの2次会。
 「経営品質は飲む事と見つけたり」、か。
 自分で仕掛けたのかも・・・。

 全ての夢想を捨てて、音の世界に漂流する無性の寂しさ。
 「無の世界」へ我を導く音達の調べの優しき。
 魂の、水の底に沈んだ様な感情を抑えた古い曲に自分の全てが引き寄せられていく。

 音楽、とは不思議な・・・何なんだろう?